11   青春の分かれ道 S56.8.28  
 
忘れかけてたやさしさが、そこにはあった
心が温かくなるような思い出に、手を伸ばせば届いていた
いつの間にか大人になって
青春を取り返そうとしても
もう届きはしない
 
ひとつの季節を過ぎていく
なんてもの悲しく淋しいのだろう
 
どこからかやさしい風が吹いてきて、私を包む
新しい季節が巡ってくる
繰り返し繰り返し、巡ってくる
 
出逢いは季節の分かれ道
 
思い出はもう遠く

 

12  新しい季節の中で  S58.4.20

空を渡る風が少しやさしくなりました
桜の花びらで敷き詰められた土手の道を
ひとり歩いていると
いつしか幼い日の私がよみがえるのです
めまいを感じてうずくまると
私の肩をやさしくたたいて
夢の中の少年が現れるのです